「バイロンケイケイティのワーク」のファシリテーターになるためのサーティフィケーション・プログラムについて

皆さんもすでにご存じかもしれませんが、ザ・ワークのサーティフィケーションプログラムは終了しました。2024年9月、オフィシャルウェブサイトthework.comにあった、公認ファシリテーターのリストも無くなりました。ただ、プログラムは終了しても、現在の公認ファシリテーターは、公認ファシリテーターのまま残るそうです。
私の場合、公式ウェブサイトから検索して来られる方が多いので、一瞬困ったなと思いましたが、自由にできるチャンスということでワクワクもしています。

また、ワークのスクールを卒業した人たちのコミュニティ、かつ研鑽の場であったITW(Institute for The Work)もいったん終了となりました。その流れで、有志による新しいWork Communityのサイトが立ち上がり、WhatsApp を中心に様々な交流が始まっています。

ヘルプラインはthework.comより(helpline.thework.com)でご利用いただけます。私もたまにここでボランティアをしています。言語は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語が主ですが、日本語とあれば、もしかしたら私かも? 以前、日本語のヘルプラインができるかもという動きがありましたが、実施までにはいたらなかったようです。もし、英語もできるよという方がいたら、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

バイロンケイティのワーク 紹介ワークショップ<ZOOM>

バイロンケイティのワーク 紹介ワークショップ<ZOOM>

ストレスや苦しみから自由になれる「問いかけの力」

バイロンケイティのワーク 入門ワークショップ

人生を変える4つの質問 「ザ・ワーク」(ダイアモンド社)の本で知られる

バイロン・ケイティのワーク。

英語の原題は“Loving What IS(ありのままを愛する)”。

今回は、「嫌いな人が教えてくれること」というテーマで開催します。

あなたの嫌いな人を思い浮かべてください。

その人はもしかしたら、職場で毎日のように会うかもしれませんし、

仲の良い友人グループにいたのに、何かがきっかけに「嫌い」

になったのかもしれません。

もしかしたら、普段は好きなのに「ここだけは許せない!」

という感じなのかもしれません。

嫌いな人は、いつもあなたを悩ませます。

考えただけでムカムカしますよね?

あいつさえいなければ幸せなのに、そう思いますか?

でも、バイロンケイティが言うには「宇宙はとても親切」なんだそうです。

もし、宇宙が本当に親切で、その嫌いな人が

実はあなたが気が付いていないことを、

教えてくれようとしているとしたら?

ワークによる問いかけで、

彼らがあなたに手渡そうとしている贈物は何なのか、

探求してみませんか?

まず、その人を嫌いになった場面、いやだなあと思う場面を思い浮かべて、

ジャッジメントワークシートを記入してみます。

書き方がわからなければ、ワークショップで一緒に書いていくのでご安心を。(簡潔な文章を使いましょう)。

そして4つの質問と置き換えをします。

<質問>

  • それは本当ですか?
  • それが絶対に本当だと言い切れますか?
  • その考えがを信じると、あなたはどうなりますか?
  • その考えがなかったら、あなたはどうなりますか?

<置き換え>

・自分に置き換える

・他人に置き換える

・反対に置き換える

時にはクライアントになり、時にはファシリテータになって、1つか2つの考えをワークしたいと思います。

ワークは頭で考だけで習うものではなく、実際に心を開いて体験するのが一番、ただし事前に「The Work」を読んできていただくとスムーズです。

<学べる事>

1.ジャッジメントワークシートの書き方

2.そこから思考を選び、実際のワークの仕方

3.ファシリテータ―役、クライアント役を体験。

オープンマインドがある方なら、どなたでも参加いただけます。

今回は短時間の紹介のようなミニワークショップですが、

ワークシートを終わらせたければ、その後

私と個人セッションをしていただくこともできます。

バイロンケイティのワークの質問3で、感情と体の感覚を味わう。

バイロンケイティのワークは「4つの質問」と「置き換え」は皆さんもご存じでしょう。

それは本当ですか?

それが絶対に本当だと言い切れますか?

その考えを信じると、あなたはどう反応しますか?何が起きますか?

その考えがないと、どうなりますか?

そこで注目したいのは3番目の質問。

例えば、あなたのストレスフルな考えが「彼は私を無視する」だとしましょう。

質問3では「彼は私を無視する」という考えを思いっきり信じた瞬間、

どんな反応が起こるか―どんな感情に支配され、どんな体の感覚が引き起こされるのかを、

じっくりと探求します。

苦しみを乗り越えるには、難しい感情を否定せず、居場所を与え、認めることが大切です。

クリストフ・アンドレ著「マインドフルネスー心を鍛える瞑想術」(紀伊国屋書店)にも、

「ネガティブな感情というのは、暴れている動物のようなもので

押さえつけて無理やり言うことを聞かせようとすればするほど、

もがいて私たちを傷つけてしまうものだ。

だから、たとえつらい感情も居場所を与え、

存在してもいいとみとめてやるほうがいいのである。

そうして自分の感情を観察してみる。

この感情によって、体はどんな影響を受けているのか?」

とあります。

それはまさに、ワークの質問3で、私たちが観察し、探求することです。

私の経験では、ここで体の感覚に注意を向けることで、

かなり、感覚に敏感になる様になりました。

そして、思考を無邪気に信じたために、自分の体をも痛めつけていることを発見するのです。


「彼は私を無視する」という思考を信じた状況を思い浮かべ、感情を感じることを許すと、

呼吸が浅くなって、心臓がドキドキし、胸が苦しくなります、

不安と悲しみと怒りで、ムカムカしてきて吐きけさえしてきます。

のどが締め付けられて、声が出せません。

肩と背中、腰に力が緊張でコチコチに凝っています。

知らないうちにこぶしを握りしめ、顎に力が入っています。

胃のあたりに難い結び目ができたようです・・・。

感情を信じただけで、体がこんなに変化をするなんて!

ここで十分に思考を信じると、どんな感情がわき、

体にどんな影響が出るのかをじっくり観察すると、

4番目の質問「その考えがなければ、あなたはどうなりますか?」に

移りやすくなりますし、何よりも

思考を信じたときと、そうでない時のコントラストがはっきりわかるようになります。

また、質問3でしっかりと感情を受け止め、居場所を与え、しっかり感じてあげる、

マインドフルネス瞑想の重要なプロセスを体感できるわけです。

<哲学講座>老子の教えとバイロンケイティ、そして天才バカボン

「バカボンのパパと読む老子」ドリアン助川著(角川文庫)と

「タオを生きる」(ダイアモンド社)バイロンケイティ+スティーヴンミッチエル著、ティムマクリーン+高岡よし子訳の読書会です。

できれば事前に「バカボンのパパと読む老子」を購入し、

読んでいただくとスムーズです。

「タオを生きる」は絶版になっていますので、

持っていない方はご用意いただかなくて構いません。

老子(ドリアン助川訳):道が語り得るなら、それは恒常の道ではない。

バイロンケイティ:現実(リアリティ)というものを、言葉で表現することはできません。

天才バカボン:言葉でどうだとわかるようなものは、永遠不滅のTAOではないのだ。レレレのレなのだ。

難解だといわれている「老子」も、バカボンのパパとケイティの手にかかれば、こんなにわかりやすい?!

皆さんのシェアもふんだんに取り入れて、TAOの世界を学んでみませんか?

さらに、バイロンケイティのワークをすることで、

非二元の体験ができます。

※ワークは時間の関係でできないことがあります。その際は、

バイロンケイティのワークお試しセッションをご利用ください。

  • こんな人に
  • 1 非二元、ノンデュアリティ、老子、バイロンケイティに興味のある方。
  • 2 老子楽しく理解したい方。
  • 3 非二元について人と楽しくシェアしてみたい方。
  • 4 自分の悩みを違う視点で見たい方。
  • 5 自然な状態とは何かに興味のある方
  • <用意するもの>
  • 「バカボンのパパと読む老子」ドリアン助川著(角川文庫)
  • 「タオを生きる」(ダイアモンド社)バイロンケイティ+スティーヴンミッチエル著、ティムマクリーン+高岡よし子訳は絶パンしているので、なくて構いません。

バイロンケイティのワークを日常的に行っていると、見えてくる可能性

さて今日は、ワークを継続的に実践していると、

どのような可能性が開けてくるのかについてお話します。

 

ワークをするときは「なるべく動機を持たないように」

といわれています。それはつまり、

オープンマインドで行うということだと思っています。

 

もちろん、まったく動機ゼロにすることは難しいもの。

頭を整理したい、とか、心のモヤモヤをすっきりさせたい、

怒りや悲しみから逃れたい、

などの期待があるのは自然なこと。

そしてオープンマインドとは、

信頼して委ねることなので

「こうなればいいな」という気持ちを

できるだけ手放すように心掛けたいものです。

 

今、マインドフルネスや瞑想がブームになっていますが、

集中して仕事を効率よくこなし、成功するためにする、

という人もいるかと思います。ただ、

それがゴールになってしまうと、

本来の大切なエッセンスを失うことに

なるのではないでしょうか。

 

その上で、ワークを日常的に行っていると、

見えてくる可能性についてお伝えします。

 

その1.悩みや苦しみのからくりがわかるのでそれに振り回されたり、ドラマに巻き込まれたりすることが少なくなる。

 

その2.まじめすぎたり、深刻になることがなくなり、自分の人生を、映画を見ているような感覚で客観的に楽しめるようになる。

 

その3.自分の考えを知り、出会い、受け止めることで、自己受容が努力なしに育まれる。

 

その4.「こうあるべき」から自由になることを許すことで、もっと大きな可能性を生きられるようになる。

 

その5.「あるがままの現実」を愛するとはどういうことなのかを理解し、それを実践できるようになる。

 

その6.思考(マインド)が心(ハート)のなかでくつろぎ、自分の中の戦争がおわることで、外に見えていた景色も変わってくる。

 

その7.愛や承認を外から求めるのではなく、自分の内にあることを理解することで、人を無条件に愛するこることが容易になる。

 

その8.あれをするべきではない、これを言うべきではないという思い込みから解放されるので、コミュニケーションが自然に起こり、アサーションがスムーズにできる。 

 

その9.そこにある奇跡や相互関連に気がつくようになることで、感謝の気持ちや幸福感が勝手にわいてくる。

 

その10.恐れがワクワクに代わることを体験できるので、恐怖が減少する。

 

その11.自分にとって何が真実なのかがわかりやすくなる。

 

その12.良い、悪いという二元性を超えた非二元をハートで理解できる。

 

その13.ビリーフ(思い込み)を構成する思考の粘着力が弱まり、勝手に離れていく。

 

 

これらがすべて1回のワークで起こるとは言っていませんが、

多かれ少なかれ私が自分自身で実感していることです。

そう考えてみると、いまさらながら、ワークってすごいなあと思います。

 

ワークに心を開いていると、上に書いたような

気づきが、自然に育まれるとでもいいましょうか。

 

だからと言って、私がものすごくいい人になったわけではありません。

誤解を恐れずに言えば、より自分らしく生きられるようになった

ということなのかもしれません。

 

あなたは、自分の可能性に興味がありますか?

より自分らしく生きたいですか?

自分の領域にいると、人生はシンプルで楽になる。

 

今日は、バイロン・ケイティのワークには欠かせない

「領域」という概念について書きます。


ワークを作ったケイティは、 世界にはたった3つのの領域しかない

といいます―「私の領域」「あなたの領域」「神の領域」。


「私の領域」とは、自分が管理できる、力が及ぶ範囲、

私の思考、好き嫌い、行動と言えばいいでしょうか。


「神の領域」とは何かというと、

私たちがコントロールできない 「現実」に関すること。

たとえば雨が降っている時 「雨は今すぐやむべきだ」

と思うことがそのいい例。 天気や災害,死に関することや、

電車の遅延もそうかもしれません。


「あなたの領域」とは、 自分以外の人に関すること。

「もっと愛情を表現すべき」

「健康的な食生活をするべき」

「仕事を探しに行くべき」

「いつも元気に笑顔でいるべき」・・・。


みなさんが誰かにこう思っているときは「あなたの領域」にいます。

「あなたの領域」にいると、

自分を生きる人がお留守で そこにいないので、

人生はうまく行かなくなるといいます。


また、「あなたの領域」にいると発動するもの、

それは「私はあなたがどうすればいいかを知っている」 という考えです。

でも、その人にとっての最善が、 本当にわかるのでしょうか?

特に親しい家族やパートナーは この領域があいまいになりがち。

「私たちの領域」は残念ながらありません。

親切だと思って「あなたのためを思って言ってるの」って、

あまり親切じゃないことが多いしね。

私もかつて、パートナーから 「I know kaori」というあだ名をつけられたことがあります(笑)。


ストレスを感じている時、ふと立ち止まって、

自分は誰の領域にいるか考えてみましょう。

「あっ、また自分がお留守だった!」

「あなたの領域にいたな」と気がついて、

クスッと笑えたらしめたものです。

「私の領域」に戻って、私の力の及ぶ「私の領域」から、

「私の人生」を生きよう。

そうすると人生は、もっとシンプルで楽になるみたいです。


あなたはいま、誰の領域にいますか?

バイロンケイティ・ワークの誕生

「自分の思考を信じている時に苦しみ、

そうでないときは苦しまない」

そのことがはっきりと理解された

Epiphany(突然のひらめき)の体験のあと、

療養所から自宅に戻ったケイティの変貌ぶりに、

家族も友人もびっくり!

それが一時的なものではないとわかると、

そのうわさはたちまち広がり、

彼女の自宅には人々が集まってきました。

そのころのことを振り返り、

ケイティはあるワークショップで

こう言っていたように記憶しています。

「私は毎日砂漠に行って、

自分の思考(マインド)の声を聞いていました。

それは、いつもこんなことを言っていました。

I want(こうしてほしい)、

They shoud (こうするべきだ)、

I need (こうしてもらう必要がある)、

なんとかかんとか・・・。

私はそれを紙に書き、一つひとつ、

それは本当かどうか、問いかけを始めました。

それがワークの始まりです」。



人々は、どうしたら彼女のように

なれるのか知りたがったため

ケイティは自分の内面の問いかけを、

具体的な形式で伝えることにしました。

それがワークの、この4つの質問の始まりでした。



思考と苦しみの関係は、

特にケイティがはじめに発見したわけではなく、

昔から多くの人が言っていますし、

仏教や禅、西洋哲学にもその教えを

見ることができます。

引用は、人生を変える4つの質問「ザ・ワーク」(ダイヤモンド社)より抜粋



自分自身、そして自分の感情を

より理解すればするほど、

ありのままの現実を愛するようになる。

スピノザ(哲学者1632-1677)



私たちの心を乱すのは、

現実に起きていることではなく、

起きていることに対する考えである.

­―エピクトテス 古代ギリシャの哲学者



すべての思考から距離を置くことができれば、

たどり着けない場所はない。

僧瓈 中国の禅宗三祖 606年没



さて、僧瓈さんは、思考から距離を置くこと

と言っていますが

一体どうしたら距離を置くことができるのでしょうか?



思考をただ、雲のように眺めることができたら、

あなたは雲ではなく、

その雲(思考)を眺めている者です。



ワークは、少しそれに似ています。

思考をまず紙に書いて、眺め(認識し)ます。

そして、問いかけるのです。

紙に書くことで、あなたは思考を

眺めることができます。

そう、あなたは思考ではなく、

思考を眺めている者です。

そこには距離があります。

思考を眺めているあなたは誰ですか?

バイロンケイティのワークを、一言でいうと?




「バイロンケイティのワークって何?」と聞かれると、

何も知らない人には、

「カウンセリングのようでいて、 瞑想のようなもので、

様々な悩みやストレスに作用する

マインドフルネスのようなもの」と答えています。

本当は、カウンセリングというよりも、

問いかけ(inquiery)なのですが、

問いかけというのも一般的ではないので

一応そう言っています。

ラマナマハラシが「Who am I(私は誰か?)」

という問いかけるよう教えていましたが、あの感じです。



答えは問いかけた人自身が答えます。

正解はありません。

ただ、正直に、オープンになって答えます。

ワークは1人でもできますが、

通常はファシリテーターが質問し、クライアントが答えます。

(私は何年やっても、今だにファシリテーターがいてくれたほうが

断然やりやすいです)



コーチングのコーチはよくこんな質問をしますね。

「何をしたいですか?」

「それは具体的にはどんな感じですか?」

「どのように伝えますか?」

などと聞きますよね?

そしてコーチが具体的に解決策を提示することは、

あまりないはずです。

なぜなら、答えはクライアントの中にあるからです。

同様に、ファシリテーターが悩みを解決したり、

アドバイスをしたりはしませんが、

気づきがあれば、クライアントの承認の上で、

それをシェアをすることはします。



そこで、重要なのは、どのようにして

ストレスのもととなる思考を見つけるのか?ということ。

どうして、こんなにイライラするのか? 頭に来るのか?

落ち込んでいるのか? 動揺しているのか?のもととなる思考をです。

そこで、登場するのが、ジャーン!

英語でJudge your neighbor worksheet、

日本語ではジャッジメントワークシート

ワークの日本語ホームページからダウンロードできます。

このシートに沿って自分の思いを書いていきます。

きちんと書き留めることで、自分が何を信じているのか、

認識することができるように素晴らしくデザインされています。



少し慣れてくると、「もう、書かなくていいや、面倒だし」と

思うかもしれませんが、それはマインドのトリック。

「もうわかってる」「この間とどうせ同じ」、そんな思いが出てきたら

もう一度初心に戻って、ジャッジメントワークシートに書き留めましょう。

ワークのやり方もここをご覧ください。



やり方がわからない、質問したいなどお気軽にご連絡ください。

ちょっとした質問も大歓迎です。

実際に60分のセッションをやってみたい方もどうぞ。

ストレスのもととなる思考から解放される方法

私はホームページの理念のところに

「すべての人がビリーフから解放され、本来の自由と幸福を生きる」

と書いています。

自由と幸福なんて、ずいぶん大きいな理念だだなって

思うかもしれませんが、

本来の自由と幸福を生きたくないって人がいるのでしょうか?

みなさんも「そうできたらいいよな」って思いませんか?

私も自由になりたい一心で、世界中に出かけて行っては、

色々なことを試しました。

色々なワークショップに出たり、先生についたり。

そんな中で「これだ!」と私が思ったもの、

それがバイロンケイティのワークです。

英語で書くとThe Work of Byron Katie.

Googleで検索すれば、たくさんヒットすると思いまし、

本も4冊翻訳されていますから、

興味のある方はぜひ読んでください。

バイロン・ケイティの本名は、Byron Kathleen Michel、

アメリカのテキサス生まれ、カリフォルニアで育ち、

3回結婚をし、3人の子供の母親でもあります。

彼女が43歳のとき、うつ病がひどくなり外出もままならず、

過食、アルコール中毒などを併発し、手がつけられない状態に。

ついにある療養所に入所。

そこでも、自分はベッドに寝る価値がないと床に寝ていたそうです、が、

ある朝、突然それは起こりました。

(以下「ザ・ワーク 人生を変える4つの質問」ダイアモンド社より抜粋)

その瞬間、心の奥底から笑いがこみあげてきました。

従来の自分の知覚で認識できるものが何もありませんでした。

すべての怒りや悩み、「私の世界」、そして全世界が消え

自分ではない他の何かが目覚めたようでした。

そしてその「何か」が目を開け、

ケイティの目を通して物事を見ているんです。

「それ」は喜びにあふれていました。

自分と分離しているものや、

受け入れられないものが何もないのです。

すべてが、ただありのままの姿で存在していました。

この体験のことを、彼女はEpiphany(エピファニイ – 突然のひらめき)

と呼んでいます。いわば俗に言うAwakening(目覚め)とか、

さとりが起こったということでしょうか?

そのとき彼女が理解したのは

「自分の思考を信じている時に苦しみ、

そうでないときは苦しまない」ということでした。

「自分の思考を信じるときに苦しみ、そうでないときは苦しまない」

いかがでしょうか、みなさんはそうだと思いますか?

「上司は私を使えないと思っている」キーッ

「彼は私をないがしろにしている」ムカっ

「うちの子はどこかおかしい」オロオロ

「夫はもっとお金を稼ぐべきだ」怒!

「彼女は私を避けている」ビクビク

上司、彼、うちの子、夫、彼女を誰かの名前に変えたら、

結構あてはまることがあるのでは?

ワークでは、これらの思考に問いかけ、

自分にとってほんとうは何が真実なのかを、

4つの質問と置き換え(Turn around)で探っていきます。

さて、その4つの質問とは

1. それは本当ですか?

2. それが絶対に本当だと言い切れますか?

3. それの考えを信じるとどのように反応しますか?

4. その考えがないとどうなりますか?

そして、そのフレーズを、自分に、他人に、そして反対に置き換える、

以上です。

えっ?シンプルすぎる?

それはわかります。私もそう思いましたから(笑)。

でも、ワークはやってみないと分かりません。

ワークはやってみないと、機能(ワーク)しないのです。

アタマ(マインド)は複雑さが大好き。

何でも複雑にとらえようとします。

それがストーリーです。

あなたはストーリーが好きですか?

それとも「現実」を知りたいですか?

もし、現実が何か知りたいと思ったら、ぜひワークをやってみてください。

公認ファシリテーターとのセッションをお試しください。

思考はあなたではない

私は思考ではない。

概念で知ってはいても、私は思考を信じてしまう。

自動的に、無意識に。

そしてある日、思考を信じない人達がいることを知った。

その一人が、バイロン・ケイティだった。